【悩みを気軽に打ち明けられる場所】

子どもも大人も,誰でも悩みや不安を抱えるものです。そこで,中小学校では,定期的に行われる「心のアンケート」「いじめアンケート」の実施や「教育相談週間」だけでなく,普段から悩みを気軽に打ち明けられる関係づくりを大切にしています。

体調不良で保健室に来る子どもたちの中には,養護教諭がじっくり話を聞くことで,気持ちがすっきりして教室に戻れるようになることがあります。また,生徒指導主事や担任,他の職員と連携してトラブルの発見と解決につながることがあります。

保健室の一角には,以前全員に配布した「SOSミニレター」のプリントがいつでも手にとれるようにしてあります。

中小学校のLD通級指導教室は「はりんこ教室」といいます。「はりんこ教室」でも,担当者が一人一人に「困っていること」を聞いています。「先生に相談する」「仲間に困っていることを伝える」「相手の立場になって考えてみる」等,解決する術を一緒に考えると共に,担任や他の教職員と情報交流をして,解決に向けた道筋を話しあっています。

子ども達が気軽に相談できる環境を整え,悩んでいる子にみんなで寄り添っていきます。