【先生たちも挑み続けます。全校研究会(5年生)】
中小学校では、算数科の授業を核にして、授業研究・研修を行っています。
研究主題は「仲間と共に主体的に学び合う子の育成 ~数学的な見方・考え方を働かせながら、仲間との対話を通して自分の考えを確かにする児童をめざして」です。
先日、本年度の1回目の全校研究会を行いました。5年生の単元「図形の角の大きさ」の授業をもとに、これまで中小学校が授業で大切にしてきたことを確認したり、願う子どもの姿にどうしたら近づけられるのかを検討したりしました。
子どもたちは、前時の振り返りをもとに、「三角形だけでなく、四角形の内角の和を調べてみたい」「図形をちぎって貼り合わせたり、分度器でたくさん調べたりしなくてもできる方法を考えたい」といった発言をし、課題解決に対する意欲を高めていました。また、四角形の内角の和を求める方法を、既習事項を生かして説明しあっていました。
昨年度、誰にとっても未知のコロナウィルス感染症を予防するために、子どもたち同士が対話することを控えていた時期もありました。しかし、「学習者が主人公である授業」に立ち返り、仲間の考えを聴き合いながら主体的に学び合う姿を目指すために、感染症対策をとりながらペア交流やグループ交流も取り入れ、教師集団として、授業のあり方について問い続け、挑んでいきます。