【浅野さんと詩人金子みすゞから学ぶ】

中小学校OBで東京都在住の浅野嘉雄様から、今年度も6年生全員を対象に「金子みすゞ童謡集」をプレゼントしていただけたことは、4月のホームページでもお伝えしました。金子みすゞさんは、「みんなちがって、みんないい」というフレーズで有名な『私と小鳥と鈴と』を書いた詩人です。
6年生は、お礼の手紙と自作の詩を書きました。その一部を紹介します。

「『土』という詩を読んで、土にもいろいろな役割があることが、人も同じだと思いました。」
「みんなちがいはあるけれど、そこを認め合って生きることが大切だと思いました。」

下の詩は6年女児がつくりました。涙を「うすい水たまり」というように比喩(隠喩)で表した詩もあります。涙が人を強くするという発想に納得。思春期の児童ならではの素敵な詩です。

下の詩は6年男児がつくりました。必要のない小石はあるのかな。住みかをなくした虫たちの「かくれが」がわりになる小石もある。どんな石にも役割があるのかもしれないと思わせてくれる詩です。

6年生は、浅野さんからいただいた「金子みすゞ童謡集」から大切なことを学びとり、自分の言葉を紡いでいます。その発想や感性は泉のようです。