【保護者で卒業生の方からハリヨについて受け継ぎ、学ぶ(3年)】

先週の金曜日、3年生は総合的な学習の時間「魅力発見!中小校区」の一環で、中小学校の卒業生であり保護者でもある宮川さんから、今も学校で3年生が世話している「ハリヨ」を中小学校で飼育するようになった経緯や岐阜県の指定希少野生生物に指定されているハリヨについて、お話を聞きました。

ハリヨは美しい自然環境の中でしか生息しない魚です。当時、巣南地区ではハリヨが生息していたそうです。宮川さんが小学5年生の頃、当時の5年生児童がハリヨや地域の自然環境について学習し、初めて中小学校でハリヨを飼育するようになったそうです。

宮川さんは、当時の学年の先生が発行した「ハリヨ通信」を子どもたちのために見せたり、手作りのハリヨの絵合わせゲームを活用したりして授業を展開してくださり、子どもたちは楽しみながらハリヨについて学びました。

宮川さんは、月2回の読み聞かせでもボランティアとして参加してくださっています。保護者として、そして卒業生として、母校である中小学校の子どもたちのために、貢献してくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

子ども達は、約30年も続く「ハリヨ」を育てる伝統に、これまでの先輩方の思いを知り、気持ちを新たにしたようです。

先日の「FC岐阜サッカー教室」のコーチ陣の中にも、中小学校の卒業生の方がみえました。母校を大切にしてくださり、関わりを持ってくださる、この縁、このつながりが中小学校をさらに豊かにします。

2023年。中小学校はいよいよ開校150年を迎えます。